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続・RAUH-WELT BEGRIFF China 993 in 上海
先日、ご紹介した、RWB China 993。
ちょっと実車を拝見してきましたので、ご報告を。
993型は20台前後しかいない、と言われる中国オールドPorshe事情。
中古車の輸入が認められていない中国では、非常にレアな存在なんです。
(以前にお伝えした、FD3Sと同じ)
かつ、ナンバーの再取得、車検など、諸々の問題をクリアするのは、
日本に比べてかな〜りの至難のワザ。
というか、ほぼ裏ワザ的な領域に入ってしまうのです。
日本とか、アメリカとか、ヨーロッパなんて、
中国に比べると、クルマ好きにとって、
超、超恵まれている事を再認識しました。
ということで、ご紹介する、RWB仕様の993型は、
新車のFerrari並みの価格になってしまった(?)
スーパーカーとしてご紹介させていただく次第です。
で、コチラ。
ね。カッコイイでしょ?
ところで、なんでスーパーカーなの? ってお考えのアナタ!
価格がスーパーなんです、それのカー、でスーパーカー。
現在のレートで換算すると、かる〜く2,000万円オーバーです。
(げ。)
と思いますよね、そりゃ。
RWB Chinaの代表に話を聞くと……
前述の通り、他のアジア諸国に比べ、ベース車が極少ゆえに価格が高い。
エンジンが壊れても修理が困難。中古車なので保証が無い。
日本や台湾、タイなど他のアジアには、
パーツの在庫があり、修理のプロがいて、羨ましい、とか。
ようは空冷ポルシェのプロがいないんですね。
じゃ、そんなめんどくさくて、高いのになぜ乗る?
世界的なトレンドでありますが……
中国のお金持ち(日本と違い若者)の中でも、ネオ旧車が流行ってるんです。
その頂点付近に君臨するのが、かのRWBというワケ。
(高くても買えるのが納得です、ほんと)
中国初のRWB製カスタムというだけあり、リアウィングには中国国旗に「1st」の文字が。
前回ご紹介した「优酷(動画サイト)」でも軽く30万回の再生回数を誇り、
中国での注目度の高さ、そして、金持ち若者人口の予測がつきます。
と、まぁ、こんな感じで。
日本で見る、アメリカで見る、それと、ほとんど同じでした。
今年は中国であと2台、993型が増殖するとか。
RWB・中井氏の事を「中国改造業界の日本人でイチバン有名か?」と聞いたら、
「いや、世界の改造業界でイチバン有名な人だ」と言い直したのが印象深かったです。
ほんと、ブランディングって重要ですね。がんばろ〜っと。